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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

授乳中の片頭痛薬について

妊娠期間は、片頭痛発作が軽減・消失する傾向にありますが、出産後授乳期に入ると、比較的早期に片頭痛発作が出現するため、薬剤の乳汁移行が問題となります。

授乳婦がトリプタンを使用した場合には、スマトリプタン(イミグラン®)は使用後 12 時間、その他のトリプタンは 24 時間経過した後に授乳させることが望ましいと言われています.

また、エレトリプタン(レルパックス®)のヒト母乳中への移行は投与後24時間までで約0.02%と極めて少ないため、エレトリプタンを服用して授乳しても、乳児に影響が出る可能性はほとんどないと考えられています。

また、一般的な鎮痛薬であるアセトアミノフェンやイブプロフェンなどの使用についても安全に使用できると考えられています。

参考:

国立成育医療研究センター 妊娠と授乳中のクスリQ&A

妊娠期・授乳期のマネージメント 日本頭痛学会誌 Vol.46 No.1 2019

イミグラン® 医薬品情報

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