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禁煙外来

内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

禁煙外来について

診療概要

「タバコを一生涯やめる」ことは、最も確実にかつ短期的に重篤な疾病や死亡を劇的に減らすことのできる方法です。
当院の禁煙外来は、日本循環器学会・日本肺癌学会・日本癌学会・日本呼吸器学会により作成された「禁煙治療のための標準手順書 第7版」(2020年4月)に沿っておこないます。

喫煙による影響

自分の体への影響

能動喫煙(直接タバコを吸っている):呼吸器系、消化器系の各種がんや慢性閉塞性肺疾患、動脈硬化性疾患などの病気になりやすくなります。

周囲への影響

受動喫煙(タバコの火のついた先から立ち上る「副流煙」を、自分の意思とは関係なく吸い込んでしまうこと):受動喫煙にさらされると、がんや脳卒中、虚血性心疾患、呼吸器疾患などのさまざまな病気のリスクが高くなります。

*副流煙には主流煙と同じく体に有害な成分が含まれていて、ニコチン、タール、一酸化炭素などの成分量は主流煙よりも多いといわれています。
*サードハンドスモーク:タバコを消した後に残留する化学物質を吸入することです。洋服や室内のカーテンなどに付着した煙の成分も有害であることが報告されています。

保険適応となる方

禁煙治療に対して、保険が使える対象は、以下の4つの条件に全て該当したニコチン依存症の外来患者さんです。

  • 直ちに禁煙しようと考えている
  • ニコチン依存症のスクリーニングテスト「Tobacco Dependence Screener」(以下 TDS と呼ぶ)が5点以上である
  • 35歳以上の場合、ブリンクマン指数(1日喫煙本数×喫煙年数)が200以上である
  • 禁煙治療を受けることを文書により同意する

*なお、ブリンクマン指数の算定において、加熱式タバコを喫煙する場合の喫煙本数の算定は、種々の形状があることから、以下のように行います。
・タバコ葉を含むスティックを直接加熱するタイプ:スティック1本を紙巻タバコ1本として換算
・タバコ葉の入ったカプセルやポッドに気体を通過させるタイプ:1箱を紙巻タバコ20本として換算
〈例〉21歳から30歳まで紙巻タバコ喫煙1日15本、31歳から35歳まで紙巻タバコ喫煙 1日5本に加え加熱式タバコカプセルタイプ(1箱 5カプセル入り)1日2カプセルの場合、ブリンクマン指数の算定は(15本×10年)+(5本×5年)+(20本×2/5箱×5年)=215 となります。

*35歳未満の若年者
ブリンクマン指数(1日喫煙本数×喫煙年数)200未満でも1)、2)の要件を満たす場合
1)ニコチン依存度テスト(TDS)でニコチン依存症と診断されたもの
2)直ちに禁煙することを希望し禁煙治療を受けることを文書により同意しているもの

治療の方法

標準的な禁煙治療プログラムは、12週間に渡り計5回の禁煙治療を行います。まず、初回診察で患者と話し合って禁煙開始日を決定します。
薬剤は、ご本人の生活習慣、お仕事の内容、基礎疾患などを考慮し、決めていきます。バレニクリン(チャンピックス®)の方が効果的ですが、使用するのが難しい患者さんなどは、ニコチンパッチを使う場合もあります。また、どちらの薬剤も使用が難しい場合もあります。
当院かかりつけの場合は、医師に直接ご相談ください。

※当院初診の場合は、一度受診していただき、治療方法を選択します。(可能でしたら、電話で問い合わせいただいた上で、来院してください)

料金の目安

5回の通院全てを対面で診療し、院外処方を行った場合

自己負担額3割

ニコチンパッチ使用約13000円
バレニクリン(チャンピックス®)約20000円

TDSニコチン依存度テスト

すでに禁煙をはじめた方は、禁煙する前の状態に照らしてお応えください。

 設問内容はい
1点
いいえ
0点
問1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか?  
問2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか?  
問3.禁煙や本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか?  
問4.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか?
(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
  
問5.問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか?  
問6.重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか?  
問7.タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?  
問8.タバコのために自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?  
問9.自分はタバコに依存していると感じることがありましたか?  
問10.タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか?  
合計   

※(注)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抗うつなどの症状が出現している状態。

出典:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット

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