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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

脳卒中を疑わせる症状について 〜突然の症状出現には要注意です〜

脳卒中は、治療を早急に行わないと症状が悪化したり、生命に危険を及ぼしたりする場合があります。   脳血管障害を疑わせる所見として、 『突然出現した』 ①今まで経験したことがない強い頭痛 ②意識障害 ③著しい高血圧を伴う頭痛 ④神経脱落症状(顔や半身の痺れや麻痺、話しにくい、言葉が出にくいなど) などは、注意が必要です。   診断するには、MR検査が必要な場合があります。 ...

脳のMR検査で、白質病変って言われました。これって何ですか?

70歳代の女性の方です。 他院で脳ドックをうけたところ、報告書に『大脳白質病変』という結果が記載されていたとのことで、来院されました。   『大脳白質病変』は、主に脳M R IのF L A I Rという撮像で、大脳のなかに白く写ってくる所見です(矢印⇨)。   加齢や生活習慣に関連する脳小血管病の代表的変化で、脳血流低下などによる慢性的な脳虚血や血液脳関門の障害などによって生...

健康診断で「かくれ脳梗塞がある」と言われました。どうすればいいですか?

60歳代の男性の方が、健康診断で、脳のM R検査をしたところ、「かくれ脳梗塞があると言われました」とのことで来院されました。 「何か治療を始めなくてもいいですか?」と心配されていました。   「かくれ脳梗塞」というのは、医学用語ではありません。 多くは、『無症候性脳梗塞(症状が現れずにいつのまのか起きていた脳梗塞)』を指しているものと思われます。 では、この、『無症候性脳梗塞』があった場...

タバコの本数を減らしてもダメですよ!! −喫煙本数と循環器罹患リスクの関係–

タバコの本数を減らしたり、ニコチンの少ないタバコに変えたりして、健康に気遣っている愛煙家の方がいらっしゃいます。   1日当たりの喫煙本数と循環器疾患の罹患リスクには関連があります。 心筋梗塞などの虚血性心疾患のリスクは、吸わない人に比べて、1日の喫煙本数がたとえ5本でも1.5倍、脳卒中のリスクについては、1日の喫煙本数がたとえ1本でも約1.5倍高まります。   タバコを吸わ...

頚動脈狭窄症

動脈硬化性変化が最もあらわれやすいのが、頚動脈分岐部のプラーク形成です。 これが、徐々に厚くなり、狭窄症として見つかります。 生活習慣病の管理、禁煙が大切であり、虚血症状の出現や狭窄率が中等度の場合には、抗血小板薬が使用されます。 また、狭窄率が高度の場合は、外科的にプラークを除去する頚動脈内膜剥離術(CEA)や血管内カテーテル手術で狭窄部を広げる頚動脈ステント留置術(CAS)などの治療を行います...

脳出血、くも膜下出血

■脳出血 脳の中に出血が起こり、脳の神経細胞が壊れてしまいます。 脳出血の部位により、様々な症状が出現します。出血の原因の大部分は、高血圧性ですが、血管奇形や血管腫、脳腫瘍などが原因で発症することもあります。 血圧が高い時は、しっかり血圧をコントロールします。 血腫量が多い場合、水頭症などの場合に緊急手術の可能性があります。 血腫量が多い場合や出血の部位によっては、重度の後遺障害が残存します。 高...

脳梗塞・一過性虚血発作

■脳梗塞 脳の血管が詰まることにより、脳の細胞に血液がいかなくなり、脳細胞が死んでしまう病気です。脳梗塞の部位により、半身麻痺(片麻痺)、半身感覚障害(しびれ、感覚低下など)、失語症(言葉が話せない、理解できない)、構音障害(しゃべりにくい)などの症状が出現します。原因として、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)や、喫煙習慣、加齢、心房細動などの不整脈などが考えられます。脳梗塞は、ごく細い...

手足がしびれる、手足の力が入りにくい

突然の手足のしびれや力が急に入りにくくなる場合には、脳血管障害が原因と考えられます。 脳血管障害の場合、ほとんどが半身の症状として出現します。喋りにくくなったり、言葉が出にくくなったりする場合もあります。 脳出血やくも膜下出血の場合には、頭痛や悪心、嘔吐、意識障害なども呈します。 脳出血・くも膜下出血、脳梗塞・一過性脳虚血発作のページも参考にしてください。   顔を含まない症状の場合には...