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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

花粉症について(2024年シーズン)

日本人の3、4人に1人が花粉症と言われています。 花粉症患者のうち、8割以上の人を苦しめているのがスギ花粉で、この2月から3月がスギ花粉飛散のシーズンです。 スギ花粉の飛散が始まる一つの目安として、年明け、1月1日からの最高気温の積算が400℃に達する頃と言われています。 東京都内では、1月27日現在、まだ飛散開始とはなっていないものの、わずかに花粉が飛んでいます。今年のスギ花粉シーズンは例年並み...

寒くなってきて血圧が上がってきました 〜季節による家庭血圧の変動について〜

高血圧の患者さんの中には、「冬になると血圧が高くなります」という方や、「夏になると血圧が下がります」という方がいらっしゃいます。 日本における家庭血圧を測定した研究でも、冬の血圧(朝)が、夏に比べ、収縮期6.7mmHg、拡張期2.9mmHg高くなっていました。 日照時間や活動性との関係、塩分摂取や発汗による循環血液量の変化などの影響が推測されます。 降圧薬の用法・用量を季節変化に合わせて調節すると...

高齢者糖尿病患者さんの『サルコペニア肥満』とその対策について

サルコペニアとは、加齢とともに筋肉の量が減少し、身体活動機能が低下した状態です。 筋肉量が一定以下まで低下すると、日常生活の動作が制限されるようになり、寝たきりや転倒骨折などを起こすリスクが非常に高まります。 高齢者では、筋肉量の減少に伴い、相対的に脂肪の割合が増加するため、いわゆる『サルコペニア肥満』の頻度が増加します。。 この対策には、サルコペニアを起こさせない適切なエネルギー設定(過度なエネ...

糖尿病治療薬 イメグリミン 〜ミトコンドリアに作用します〜

2型糖尿病治療薬にイメグリミン(ツイミーグ®)という薬剤が、2021年に発売されました。 この薬剤は、細胞にあるミトコンドリアを介して、膵臓においては、インスリンを分泌する細胞(膵β細胞)に働き、グルコース濃度に依存したインスリン分泌を行う作用と、肝臓での糖新生を抑制する作用や骨格筋での糖の取り込みを改善させる作用から血糖値を低下させます。 ミトコンドリア 食事をして血糖値が上昇すると、膵臓では血...

コロナかな?と思ったら  発熱や風邪に対して、事前に薬や検査キットを準備しておきましょう!

熱や風邪症状があると、コロナ感染症じゃないかな?と、心配になると思います。 当院の発熱外来は、申し訳ございませんが、1日6人前後の患者さんしか対応できません。 症状が軽く、自宅で速やかな療養開始を希望される方、重症化リスクを呈していない方などは、抗原定性キットでセルフチェックをしてください。 もし、陽性となったら、陽性者登録センターへ登録してください。 陰性の場合は、コロナ感染症の可能性は低いで...

糖尿病性腎症 -早期発見・早期介入が大切です-

糖尿病で治療中の50歳代の男性の患者さんが、尿に蛋白尿が出たとのことで来院されました。 このままだと、透析になってしまうと非常に心配していました。 糖尿病性腎症による透析導入の割合は、2020年のデータにおいて、全透析導入患者の約40%(約16,000人)であり、原疾患として、第1位となっています。 糖尿病性腎症は、糖尿病の発症から、約5〜10年の経過で、微量アルブミン尿の出現を持って、臨床的に発...

脂質異常症 (動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版において)

脂質異常症(高コレステロール血症、高トリグリセリド(中性脂肪)血症、低HDL血症) 脂質異常症の進行により、動脈硬化が進行していきます。 心血管疾患の発症や、それによる死亡、および全死亡に対する主要な危険因子です。 脂質異常症の予防と早期からの積極的な管理により、動脈硬化性疾患の発症、進行を抑制し、心血管疾患の罹患やそれによる死亡を顕著に減らすことができます。 脂質異常症には、遺伝子異常や家族性に...

糖尿病による末梢神経障害 〜私、両足の指先がビリビリします〜

糖尿病の患者さんが、「両足の指先や足の裏がビリビリします」と訴えることがあります。 これは、典型的な糖尿病による末梢神経障害による症状です。   糖尿病による末梢神経障害は、網膜症や腎症と比べ、糖尿病発症後、早期より高頻度に見られます。 全身性の神経障害として、①感覚・運動神経が障害される遠位性対称性多発神経障害と②自律神経が障害される糖尿病性自律神経障害があります。   ①の...

特定健診や高齢者健診の検査項目について 〜健康診断の結果を見直しましょう〜

自治体や会社などで行われる特定健診や高齢者健診の主な目的は、生活習慣病の予防です。 検査項目の意味や目的、基準値/受診勧奨判定値を説明します。 指摘を受けた項目があれば、生活習慣の改善につとめてください。特に、受診勧奨判定値の指摘がある場合は、医療機関を受診してください。 ※受診勧奨判定値は、厚労省健康局『標準的な健診・保健指導プログラム』(平成30年度版)を基にしています。 ※基準値は、当院で利...

「浦安・市川糖尿病医療介護連携オンライン講演会」に参加しました(2022年3月23日開催)

2022年3月23日(水曜日)に浦安・市川糖尿病医療介護連携オンライン講演会に参加しました。 この講演会は、浦安市川地区の糖尿病に関わる方々(医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャーなど)の円滑な連携を促進していくことを目的に開催されております。 前半は、東京ベイ浦安市川医療センター 循環器内科 仲間先生が、『糖尿病患者さんの足のシグナルを見逃さない』〜下肢虚血病変治療 up date〜という内容...
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