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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

「血圧が高いですよ」と言われたら、まずは減塩です

高血圧、血圧高値の方が、まず行うことは、食事療法で、減塩食です。

日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」では、1日塩分6g未満が推奨されています。

塩分6gと言われてもあまりイメージがわかないと思います。

 

塩分1gの目安として、

塩:小さじ1/6杯
減塩しょうゆ:小さじ2杯
濃口醤油:小さじ1杯強
ウスターソース:小さじ2杯
甘口みそ:小さじ2と2/3杯
トマトケチャップ:小さじ6杯
マヨネーズ:小さじ12.5杯
フレンチドレッシング:小さじ6杯

などです。(*計量スプーン小さじ(5ml))

 

また、食事では、

麺類:食塩4〜5g
ピラフ:3〜4g
たくあん2、3切れ:1g
梅干し(小):1g
ハム2枚:1g

などです。

 

減塩のために食事で気をつけることは、
①麺類の汁は残す
②調味料は減塩のものを利用する
③漬物、佃煮、梅干しはやめる
④加工食品も少量にする
⑤丼物、混ぜご飯などの食事も減らす
などです。

 

お買い物の際にも、食品の栄養成分表示に気をつけてください。
食塩相当量として記載されているものや、Na(ナトリウム)… mgと記載されているものがあります。
食塩相当量は、そのままの食塩量と考えてください。
Na(ナトリウム)… mgと記載されているものは、簡単な計算が必要です。
NaCl(塩) 1gに含まれるNaは約0.39gですので、いいかえるとNa1gは、塩分2.5gに相当します。

 

簡単に計算するには
ナトリウム … mg ÷ 400 = 塩分 … g として計算できます。

例えば、ナトリウム400mgの表示であれば、400で割って、塩分1gになります。

 

心不全や腎不全の方の場合には、さらなる減塩が必要になる場合があります。

御不明な点は、かかりつけの先生や看護師さん、栄養士さんなどと相談し、適切に指導を受けてください。

 

当院「浦安やなぎ通り診療所」でも高血圧の診療を行っております。

高血圧は、動脈硬化を進行させ、脳卒中や循環器疾患のリスクとなります。

健診で高血圧を指摘された方、自宅での血圧が高い方など、健康寿命を伸ばすためにもそのままにせず、一度受診し、ご相談ください。

 

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