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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

糖尿病治療薬 GLP-1受容体作動薬について

糖尿病治療薬 GLP-1受容体作動薬について   GLP-1とは、食後に腸管から分泌されるインクレチンというホルモンの1つです。 作用として、血糖値の上昇にあわせて ①膵臓に働いて、インスリンを出しやすくする ②グルカゴンという血糖を上げるホルモンを出しにくくする ③脳や消化管に働いて食欲を抑制し、体重減少にも働く などの働きがあります。 GLP-1は、分泌されるとDPP-4という酵素に...

腎機能の指標(クレアチニン、eGFR)と慢性腎臓病の重症度分類

腎機能の指標に、血清クレアチニン値やeGFR(GFR:糸球体濾過量glomerular filtration rate)などがあります。   クレアチニンは、筋肉でエネルギーとして使われるクレアチンリン酸の代謝産物で、腎臓の糸球体でろ過された後、尿中へ排泄されることから、腎機能の指標となります。 ※糸球体:腎臓にある毛細血管の塊で、体内を循環する血液が濾過される場所   腎機能...

−不眠−  睡眠薬・抗不安薬の処方について

日本睡眠学会から「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」(2013)が作成されています。 一部の患者でみられる長期服用時依存(耐性、離脱、高容量、多剤併用 )や乱用 (過量服用など)が社会問題化しています。 今まで一般的に処方されていたベンゾジアゼピン系の抗不安薬・睡眠薬は、薬物依存の問題、事件や事故などのトラブルの原因、多数の医療機関での重複処方などがみられ、これらは長期に使用するも...

拡張期血圧(下の血圧)が高いのは、どうしてですか?

40代の女性の方が、「健診をしたら、拡張期血圧が高かったのですが、大丈夫ですか?」と受診されました。   血圧は、 心拍出量【心臓から出ていく血液の量】 ×(かける) 末梢血管抵抗【血管の硬さ】 で規定されます。   末梢血管抵抗【血管の硬さ】が大きい、つまり動脈硬化が強いと、血圧は高値になります。 高血圧は、診察室で測定した場合、収縮期血圧140mmHg、拡張期血圧90mmH...

薬剤誘発性高血圧 −あなたの高血圧、薬が原因かもしれません−

60代の女性の方が、血圧上昇と、顔のほてりを主訴に来院されました。 高血圧に対して、血圧を下げる薬を内服していますが、コントロールは良好でした。 血圧が高い原因を探るため、お話を聞くと、肩の痛みが悪化したので、数日前に整形外科でステロイドの注射を打ってもらったとのことでした。 他に要因がないため、このステロイド注射によるナトリウム、及び水貯留作用により血圧が上昇した可能性が高いと考えられました。...

天気や気象の変化の影響を受ける頭痛(天気痛)について

天気や気象の変化により発症したり、悪化したりする病気は、「気象病」と呼ばれています。 気象病の中で、影響を受けやすい慢性痛疾患のひとつに頭痛があります。 天気や気象の変化の影響を受ける頭痛では、気圧変化に対する自律神経系の感受性が高まる事が原因と提唱されています。 自律神経系を整えるには、規則正しい生活をする事、適度に体を動かす事、朝食をしっかり食べ、バランスの取れた食事を取ることなどが挙げられ...

毎年9月21日は、「世界アルツハイマーデー」です

「国際アルツハイマー病協会」は、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓蒙を実施しています。 また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取り組みを行っています。 私達が、認知症の方と接する際に注意すべきことは、①自尊心を傷つけないようにすること ②同じ目線を意識して、優しい口調で接すること ③ 急がせないこと ④話をよく...

高齢者糖尿病の特徴と問題点について

年齢とともに体は変化していきます。 高齢者の糖尿病では、どのような特徴と問題点があるのでしょうか。 1.糖尿病患者さんの高齢化がすすんでいます。 全糖尿病患者さんの約2/3が65歳以上で、その約1/3が70歳以上という時代を迎えています 2.血糖の変動について、高血糖にも低血糖にもなりやすい状態です。 高齢者では、インスリン感受性の低下(インスリンが効きにくくなる)や脱水などになりやすいため...

糖尿病医療介護連携の会でお話しさせていただきました(2020年8月31日開催)

2020年8月31日(月曜日)に浦安・市川糖尿病医療介護連携オンライン講演会にて講演させていただきました。 この講演会は、浦安市川地区の糖尿病に関わる方々(医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャーなど)の円滑な連携を促進していくことを目的に開催されました。 ここで、「高齢者糖尿病患者さんを診療する際の注意点」という内容でお話しました。   現在、全糖尿病患者さんの約2/3が65歳以上で、...

血糖値を「見える化」してくれます 〜針で刺さなくていい血糖測定器(FreeStyleリブレ®)〜

今までの自己血糖測定は、指先などを針で刺し、その血液を血糖測定器で測定するものでした。 この、FreeStyle(フリースタイル)リブレ®は、皮膚に貼り付けたセンサーに血糖測定器(Readerリーダー)を近づけることにより、自己血糖(正確には、間質液中のグルコース濃度)を測定することが可能になります。 以前からありましたが、令和2年4月の診療報酬改定から、2型糖尿病でインスリンを使用している患者さ...
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