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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

高尿酸血症・痛風の方の生活指導

健康診断で、よく相談を受けるのが、尿酸の異常高値(高尿酸血症)です。

これを放置すると、とけずに残った尿酸のかたまりが関節(痛風)や腎臓(痛風腎)などに沈着し症状をもたらします。

 

大事なことは、食生活の改善で、「食べ過ぎ」「お酒の飲み過ぎ」に注意することです。

「食べ過ぎ」で気をつけることは、摂取カロリーを抑えることです。

揚げ物、炒め物を控える、脂身の摂取を減らすなど、調理法や食材の部位などを考えましょう。

また、果物の過剰摂取や糖分の入った飲み物にも注意が必要です。

 

「お酒の飲み過ぎ」で大事なのは、アルコールの適量を守ることです。

プリン体の含有量にかかわらず、アルコール自体にも尿酸値を上昇させる働きがあります。

そのほか、尿酸値を上昇させないため、水分を十分に取る(1日2L以上の尿量を確保)、牛乳・乳製品を摂取する(1日200g程度)、アルカリ性食品の野菜や海藻類を積極的に摂取する、高プリン体の食品(レバー、干物など)は少量にする、などを心がけましょう。

 

基礎疾患のある方は、かかりつけの先生の指導を受けながら、行ってください。

 

参考:高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第2版 【2012追補版】