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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
頭痛の診療ガイドライン2021では、「片頭痛発作が月に2回以上、あるいは生活に支障をきたす頭痛が月に3回以上ある患者では、予防療法の実施について検討する」ことが推奨されています。
この片頭痛の予防薬として、新たに発売された抗CGRP関連薬は、片頭痛発作時の血管拡張や炎症反応の直接の原因の一つであるCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)の働きを抑えることにより、片頭痛発作を予防します。
2022年2月現在、以下の3種類がラインナップされています。
抗CGRPモノクローナル抗体薬
①ガルカネズマブ(エムガルティ®)
②フレマネズマブ(アジョビ®)
抗CGRP受容体モノクローナル抗体
③エレヌマブ(アイモビーグ®)
『ガルカネズマブ』、『フレマネズマブ』がCGRPに選択的に結合し、CGRPの生理活性を阻害する抗CGRPモノクローナル抗体であるのに対して、『エレヌマブ』はCGRP受容体を特異的に阻害することでCGRP受容体シグナルの伝達を阻害する、抗CGRP受容体モノクローナル抗体です。
抗CGRP関連薬の一つであるガルカネズマブの効果は、
と有効であり、他の2剤も同程度の効果が認められます。
当院では、日本脳神経外科学会脳神経外科専門医/日本頭痛学会頭痛専門医が治療にあたります。
片頭痛でお困りの方は、ぜひ『浦安やなぎ通り診療所』まで、ご相談ください。
関連ブログ:新しい片頭痛予防薬(抗CGRPモノクローナル抗体製剤) エムガルティ®(ガルカネズマブ)
参考資料: