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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

アルコール摂取とメタボリック症候群・生活習慣病の発症について

30歳、40歳代の方が、メタボリック症候群や生活習慣病を健康診断で指摘され、当院に相談に来られています。

その中には、お酒の飲み過ぎが一因かなと思われるケースがあります。

 

アルコール自体は、そこまで高カロリーではありません。

アルコールのカロリーは、血行の促進や体熱の上昇などに消費されて完全に燃焼し、身体の組織にはならないと言われています。

 

しかし、食欲が増幅され、適量を守りきれずに暴飲・暴食を繰り返してカロリーオーバーとなってしまうパターンが多いのが現状です。(⇨糖尿病、メタボリック症候群の原因

また、「お酒の適量は守っているのに太ってしまう…」という方は、油っこい、しょっぱいおつまみばかり食べてはいませんか?(⇨高血圧、高脂血症の原因

夜遅くまで飲んでいる場合は、過剰なエネルギーが消費されずに体内に蓄積されやすくなりますので、結果的に脂肪となって体についてしまいます(⇨糖尿病、メタボリック症候群の原因

また、夜にお酒を飲む習慣を持つ方は、次の日の朝食を抜く傾向にあります。

朝食を抜くと、体は脂肪を溜め込もうとしてしまうために太りやすくなってしまうのです。(⇨メタボリック症候群の原因

 

このようなメタボリック症候群や生活習慣病が、重大な病気の引き金になってしまいます。

 

メタボリック症候群によって高血圧、肥満、高脂血症、高血糖の「死の四重奏」を引き起こしてしまうことをドミノ倒しに例えて、メタボリックドミノと呼びます。

最初のドミノは食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足や寝不足、ストレスなどの生活習慣の乱れです。

そのドミノが徐々に傾き始めていき、倒れることで次々とドミノが倒れてあっという間に、脳卒中、虚血性心疾患などの重篤な疾患を発症させてしまうのです。

メタボリック症候群や生活習慣病の初期は、特に症状が出るわけではないので、生活指導をしても、あまり実行していただけないことがあります。

しかし、この状態を放置すると、重篤な状態になってしまうことが、わかっていただけたかと思います。

 

お酒は、とても美味しいですが、お酒の飲み過ぎには注意し、適量を守り、休肝日を作りましょう。

また、バランスの取れた食事、適度な運動、禁煙なども当然大切なことです。

 

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