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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
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LDLコレステロールの高値は、動脈硬化性疾患の最も重要なリスク因子の一つであり、低下させることで、動脈硬化性疾患の発症を有意に減少させます。
LDLコレステロール値が高い方が気を付けるべき食事療法のポイントを示します。
①炭水化物や脂質の取り過ぎに注意
身体活動に応じた総カロリーを設定し、脂質20〜25%、炭水化物50〜60%程度とする
②飽和脂肪酸の摂りすぎ(バター、ラード、脂身の多い肉、加工肉など)に注意
飽和脂肪酸の摂りすぎは、LDLコレステロールや中性脂肪が上昇しやすくなります
③不飽和脂肪酸(オメガ3系脂肪酸など)の摂取を
イワシ、サンマ、サバなどの青魚に多く含まれる「EPA」や「DHA」が代表的なオメガ3系脂肪酸で、これらの摂取により、脂質代謝の改善に繋がります。
④食物繊維の摂取不足
特に、水溶性食物繊維(野菜、海藻、きのこ、大麦など)は脂質代謝を助けます
以上より、飽和脂肪酸とコレステロールを減らし、不飽和脂肪酸と食物繊維を増やすことを心がけましょう。
また、有酸素運度と禁煙も脂質代謝の改善には有効であり、非薬物療法として、行いましょう。