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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

「長い距離を歩くと足が痛くなり、歩けなくなります。少し休むとまた歩けるようになります。」〜この症状は、足の血管の病気かもしれません〜

糖尿病の治療中で喫煙習慣のある70代の女性が、「最近、いつものスーパーまで買い物に行く途中で足が痛くなるんです。でも、少し休むと楽になり、また歩けるようになります。」と訴えられました。 この症状は、『間歇性跛行(かんけつせいはこう)』と言います。   『間歇性跛行(かんけつせいはこう)』は、一定の距離を歩くと痛みやしびれが出現し、徐々に歩行ができなくなります。少し休むと歩けるようになりま...

「健康診断で高血圧を指摘されました」 血圧を下げる薬をすぐに飲んだほうがいいですか?

40代の女性の方が、健康診断で、高血圧を指摘され来院されました。 「自宅で血圧測定しても、上の血圧が140mmHgを越えています。血圧を下げる薬をすぐに飲んだほうがいいですか」という質問でした。 直ちに薬物療法をするほうがいいか判断する目安として、高血圧治療ガイドライン2019に『初診時の血圧レベル別の高血圧管理計画』があります。 これは、予後影響因子 血圧 年齢(65歳以上) 男性 脂質異常症...

拡張期血圧(下の血圧)が高いのは、どうしてですか?

40代の女性の方が、「健診をしたら、拡張期血圧が高かったのですが、大丈夫ですか?」と受診されました。   血圧は、 心拍出量【心臓から出ていく血液の量】 ×(かける) 末梢血管抵抗【血管の硬さ】 で規定されます。   末梢血管抵抗【血管の硬さ】が大きい、つまり動脈硬化が強いと、血圧は高値になります。 高血圧は、診察室で測定した場合、収縮期血圧140mmHg、拡張期血圧90mmH...

高血圧のクスリは一度飲み始めるとやめられませんか?

健康診断で、高血圧を指摘された患者さんに、「血圧のクスリは、飲み始めるとずっと飲まなくてはいけないのでしょ?」という質問を受けました。 この答えは、YesでもありNoでもあります。 血圧が上昇する原因により、答えが変わってきます。 まず、塩分の過剰摂取で高血圧になっている方では、減塩食だけで、降圧薬が要らなくなる方もいます。 高血圧性の脳出血で入院した方の中にも、急性期は、降圧薬を使用していても...

糖尿病の方の飲酒について -アルコール摂取と血糖値、中性脂肪の関係-

「糖質の入っていない蒸留酒なら血糖値は上がらないでしょ」と、お酒を飲まれる糖尿病の患者さんから質問を受けました。 大体、正解ですが、注意すべきことが5つあります。 ①アルコール自体は、体内でブドウ糖に変化しないため、血糖値は上がりません。 しかし、アルコールは、肝臓内のグリコーゲンをブドウ糖に分解することを促進させるため、一過性に血糖値は上がります。 ②ビール、日本酒、ワイン、カクテル、甘い飲み...

夏に注意!! -ペットボトル症候群-

夏の暑い日に30才台の男性が、頭痛と微熱を主訴に来院しました。 熱中症による症状を考えましたが、お話を聞くと、ここ数ヶ月で、体重減少や口渇、多飲、多尿などの症状があるとのことです。 肉体労働のため、大量に汗をかくので、作業中にスポーツドリンクを2L以上飲み、また普段からも清涼飲料水を飲むことが多いということでした。   高血糖を疑い、血糖値を測定すると、400mg/dl(空腹時血糖の正常...

加熱式タバコも有害です!!「紙巻きタバコから加熱式タバコに変えようと思っているが、健康リスクは低くなりますか?」

健康診断で高血圧を指摘され来院した50才台の男性の方から、「 紙巻きタバコから加熱式タバコに変えようと思っているが、健康リスクは低くなりますか?」と質問を受けました。 喫煙者の方の中には、「加熱式タバコは、紙巻きタバコより健康被害が少ない上、禁煙するためのステップになる」と認識しているようです。 しかし、これは、大きな間違いです。 加熱式タバコは、葉タバコのカートリッジをバッテリーで加熱し、気化し...

食事に気をつけているのに、どうしてコレステロールが下がらないのかしら?  −高コレステロール血症と女性ホルモンの関係–

50代女性の方でした。 数年前からL D L(悪玉)コレステロールが上昇し始め、基準値を越えるようになったということで、相談にこられました。 「食事にとても気をつけています。どうしてコレステロールが下がらないのですか?」と質問を受けました。   女性の場合、L D Lコレステロール値が、年を重ねるにつれ、上昇してくることがよくあります。 これは、女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が...

タバコの本数を減らしてもダメですよ!! −喫煙本数と循環器罹患リスクの関係–

タバコの本数を減らしたり、ニコチンの少ないタバコに変えたりして、健康に気遣っている愛煙家の方がいらっしゃいます。   1日当たりの喫煙本数と循環器疾患の罹患リスクには関連があります。 心筋梗塞などの虚血性心疾患のリスクは、吸わない人に比べて、1日の喫煙本数がたとえ5本でも1.5倍、脳卒中のリスクについては、1日の喫煙本数がたとえ1本でも約1.5倍高まります。   タバコを吸わ...

お酒の適切な摂取量について

厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均純アルコールで約20g程度であるとされています。 一般に女性は男性に比べてアルコール分解速度が遅く、体重あたり同じ量だけ飲酒したとしても、女性は臓器障害を起こしやすいため、女性は男性の1/2~2/3程度が適当と考えられています。   通常、純アルコール量は、グラム(g)で表され、アルコール...
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