〒279-0004 千葉県浦安市猫実2-13-26
MENU

ブログ

内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

脳のMR検査で、白質病変って言われました。これって何ですか?

70歳代の女性の方です。 他院で脳ドックをうけたところ、報告書に『大脳白質病変』という結果が記載されていたとのことで、来院されました。   『大脳白質病変』は、主に脳M R IのF L A I Rという撮像で、大脳のなかに白く写ってくる所見です(矢印⇨)。   加齢や生活習慣に関連する脳小血管病の代表的変化で、脳血流低下などによる慢性的な脳虚血や血液脳関門の障害などによって生...

認知症の方との接し方 『脳活性化リハビリテーション5原則』

認知症の患者さんは、認知機能の低下により、失敗を繰り返してしまうことがあります。 初期の状態では、誤りが記憶に残りやすいため、不安感や混乱を抱えてしまいます。 周囲の人々は、このような状況を理解し、受容的かつ共感的に接することで、症状の安定や進行の抑制が期待できます。   以下の『脳活性化リハビリテーション5原則』を心掛け、認知症患者さんに接しましょう。 ①笑顔で楽しく過ごせる場面設定や...

認知症関連ウェブサイトの一覧

認知症で困っている方々、認知症の相談に来られる方々に対して   「認知症のこと」や「認知症の対処法」などをどのように調べればいいか? 中山書店のホームページには「認知症関連Webサイト」の一覧が掲載されています。 ここには、認知症に関連する国内外の学会や認知症に関連するウェブサイト、また相談窓口のホームページなどが、紹介されており、リンクしています。   私も、BPSD(認知...

毎年9月21日は、「世界アルツハイマーデー」です

「国際アルツハイマー病協会」は、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓蒙を実施しています。 また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取り組みを行っています。 私達が、認知症の方と接する際に注意すべきことは、①自尊心を傷つけないようにすること ②同じ目線を意識して、優しい口調で接すること ③ 急がせないこと ④話をよく...

日本認知症学会教育セミナー(2020年7月5日開催)

2020年7月5日、第23回日本認知症学会教育セミナーに参加しました。4回目の参加になります。 今回は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止として、Web配信での開催で、自宅で約1時間半の講義を3コマ聴講しました。 ご興味のある方は、下記のサマリーをご覧ください。 1.『認知症の画像診断』 S P E C TやP E Tなど放射性薬剤を用いた脳血流核医学検査について 認知症各タイプの典型的な所見...

慢性硬膜下血腫 -頭をぶつけて、1ヶ月ぐらいして、頭痛、認知機能低下、麻痺症状などが出ることがあります-

頭部打撲のあと、1ヶ月前後の経過で、ゆっくりと頭蓋内硬膜下に血液がたまり、頭痛、認知機能低下、麻痺症状などが出現することがあります。 中高年の方に多く見られます。 両側性に血液がたまった場合では、麻痺症状がはっきりしないことがあります。また、日常生活動作の低下や寝ている時間が長くなったなどの症状で気付く場合もあり、認知症の進行と間違われることもあります。 治療は、局所麻酔下に頭の骨に穴を開け、血腫...

軽度認知機能障害(MCI)という状態 −「私、認知症かしら」と心配な方、「おばあちゃん、最近物忘れがひどいは」と認知症が心配なご家族の方へ−

正常とは言えないが認知症とも診断し得ない,境界状態あるいは認知症の前駆状態とも呼ぶべき状態を『軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment)』と言います。 加齢現象なのか、認知症なのか、確実に判断するのは困難です。 MCIでは、物忘れの訴えや記憶力の低下などは見られますが、日常生活動作は正常です。日常生活動作は、以下のブログの中のSHAFTの項目をチェックしてください。 参照...

歩行障害、認知症、尿失禁   〜それは、治る認知症のひとつ「特発性正常圧水頭症」かもしれません〜

こちらは、以前勤務していた病院でのお話です。   整形外科の先生から症例の相談をうけました。 70歳代で、小刻み歩行のためバランスをくずし後ろに転倒、腰を強く打ち、腰の骨の圧迫骨折で入院している患者さんでした。 その方は、半年から1年ぐらいの経過で歩行が徐々に不安定になり、また、物忘れが進行し、意欲の低下が見られているとのことでした。 頭の画像検査をしたところ、脳室という脳脊髄液が貯留し...

「私、認知症かしら」と心配な方 日常生活の中のSHAFTを確認しましょう

「あの人の名前思い出せないわ」、「この漢字どう書いたかしら」など記憶力の低下は、加齢とともに、どなたでも経験があると思います。 これが認知症の初期症状なのかどうか? この判断は非常に難しく、経過を追って観察して行く必要があります。   日常生活動作ができているか、簡単な方法として手段的日常生活動作(I-ADL:Instrumental ADL)を確認します。 その項目として ①買い物が...

少しボケてきたみたい  〜認知症について〜

<認知症治療の目標> 認知症という病気は、全ての症例が診察や画像検査などで診断がつくわけではありません。また、服薬で完全に良くなるという疾患でもありません。 早期発見、早期介入は重要ですが、早い段階ほど認知症かどうか判断することが、難しくなります。 大切なことは、その患者さんを中心に、ご家族を含めて、社会制度や医療資源を活用し、生活を支えていくということです。 当院の認知症に対する診療は、令和元年...
1 2