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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
30歳代の女性の方が頭痛を主訴に来院されました。
「以前から時々、肩から首が張ってくると、頭の後ろが重たい感じになります。今は、頭部全体が締め付けられている感じです。」
もう少し詳しく伺うと、「ズキンズキンという痛みではなく、押されるような圧迫感です。仕事は、コンピューターを使ったデスクワークで、夕方近くになると、とても辛くなります。」ということでした。
経過,症状から緊張型頭痛が考えられました。
緊張型頭痛の特徴は,
①後頭部を中心とする頭痛
③多くは、両側性
④頭痛の性状は、頭重感、圧迫感など
⑤頭痛の程度は、片頭痛と比較すると軽い
⑥症状の軽快因子として、入浴や飲酒(血行が良くなる)
⑦増悪因子として、ストレス
などと言われています。
長時間のデスクワークや勉強、長時間の運転、ストレス、不安感、運動不足、眼精疲労、うつむき姿勢などが誘引になります。
最近では、うつぶせの状態で、スマートホンを長時間使うことが誘引となることもあります。
鎮痛剤や、生活指導(ストレス軽減、充分な睡眠、定期的な休息、正しい姿勢など)、運動不足の改善(頭痛体操など頚部や肩のストレッチ)などで治療していきます。
上記の症状で、お困りの時は、当院「浦安やなぎ通り診療所」までご相談ください。その方に合う改善方法を一緒に探していきましょう。
参考資料:
慢性頭痛の診療ガイドライン2013 日本神経学会・日本頭痛学会
頭痛診療ハンドブック 中外医学社