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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
当院は2020年(令和2年)4月1日に開院し、この春で開院5周年を迎えることができました。
この5年間、当院をご利用いただいた患者様、勤務してくださったすべてのスタッフの皆様、開院・診療を支援してくださった関係者の皆様、そして患者様をご紹介いただき、また受け入れてくださった近隣の医療機関の皆様に、心より感謝申し上げます。
当院の開院とほぼ同時期に始まった新型コロナウイルス感染症の流行は、当初、大きな影響をもたらしました。初年度は緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出が制限される中、医療機関への受診控えも広がりました。
当院も例外ではなく、開院から2年目までは、想定よりも少ない患者様のご利用となりました。 その後、少しずつ患者様の受診は増加し、令和6年度には初年度の約3倍の受診者数となり、新規患者様は延べ約10,000人に到達しました。
患者様の利便性向上を目的に、マイナンバーカードの保険証利用や電子処方箋の発行に加え、2023年11月からは電話自動応答システム、Web予約、Web問診を導入しました。
電話自動応答システムにより、当院の電話回線が通話中でも、予約の変更やキャンセルが可能となりました。一部のご高齢の患者様には自動応答に不慣れな方もいらっしゃいますが、スタッフの電話対応が半減し、業務負担の軽減につながっております。ご不便をおかけすることもあるかと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
電話の自動応答システムの利用が困難な方は、スタッフまでお申し出ください。
また、Web予約やWeb問診の導入により、待ち時間の短縮や来院時間の分散が可能となりました。ご予約のある方を優先して診療させていただいているため、直接ご来院された場合は、予約枠に空きがないと、長時間お待たせさせてしまうことがございます。長時間の待ち時間待機を避けるためにも、事前のご予約をお願い申し上げます。
今後も、マイナンバーカード対応をはじめ、医療DX(デジタル・トランスフォーメーション)体制を推進し、ひとつひとつの課題を解決しながら、より利用しやすい診療環境を整えてまいります。
当院の診療目標は、「動脈硬化の原因となる高血圧、糖尿病、脂質異常症をはじめ、肥満、慢性腎臓病、喫煙習慣などを総合的に診療・指導することで、脳卒中や循環器疾患の予防、さらに重度認知症への進行を防ぎ、健康寿命を延ばすこと」です。
今後も、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)の患者様をはじめ、脳卒中・頭痛・認知症など脳の病気に不安を抱える方々に安心してご受診いただけるよう、「患者様やご家族の気持ちを受け止め、最適なアドバイスやサポートを考え行動する」という当院スタッフ共通の行動指針を大切にしながら、日々の診療に努めてまいります。
これからの5年間は、特に認知症診療と生活習慣病管理、感染対策に力を入れてまいります。
国の推計では、2025年に認知症高齢者は700万人に達し、65歳以上の5人に1人が認知症になるとされています。浦安市においても、2040年には市民の約10人に1人、高齢者の約3人に1人が認知症またはその前段階(MCI)になると予測されています。
認知症は、誰にとっても身近な課題となってきています。 認知症の発症・進行を遅らせるためには、生活習慣病の管理、適度な運動、バランスの取れた食生活など、早期からの取り組みが重要です。早期介入、継続診療の重要性を患者様と共有し、サポートしていきたいと思います。
感染対策においては、平時からの感染防止対策の実施や、地域の医療機関等が連携して実施する感染症対策へ参画することにより、外来診療時の感染防止対策をより強化していきます。また、ワクチンで予防できる感染症については、ワクチン接種を積極的に勧めてまいります。
これからの5年間で、『街のかかりつけ医』として、地域の皆様から信頼され、愛される診療所としてさらに成長していけるよう、スタッフ一同、誠心誠意努力してまいります。(当院の診療案内はこちらから)
今後もどうぞよろしくお願い致します。
(スタッフの方々から、お祝いのお花をいただきました)
浦安やなぎ通り診療所
院長 内田一好