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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
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今までの自己血糖測定は、指先などを針で刺し、その血液を血糖測定器で測定するものでした。
この、FreeStyle(フリースタイル)リブレ®は、皮膚に貼り付けたセンサーに血糖測定器(Readerリーダー)を近づけることにより、自己血糖(正確には、間質液中のグルコース濃度)を測定することが可能になります。
以前からありましたが、令和2年4月の診療報酬改定から、2型糖尿病でインスリンを使用している患者さんにも使いやすくなりました。
FreeStyleリブレ®
センサー
血糖測定器(Reader リーダー)
特徴
グルコース値の測定は、センサーをリーダーでスキャンして行います。
センサーを上腕後部に装着します。
リーダーをセンサーにかざすことによって、データが収集されます。
4cm以内であれば、服の上からでも測定可能です。
リーダー内に、グルコース値の履歴や日内グラフなどが記録されます。
食事や運動などによる血糖の変動が可視化され、行動変容にもつながります。
センサーは耐水性で、入浴・シャワー・水泳なども可能です。
センサーは2週間で交換します。
適応
1型糖尿病の患者さん
2型糖尿病で、インスリン注射を1日2回以上使用している患者さん
料金
この機材を導入した場合、3割負担の方ですと、月1000円程度負担がふえます。
使用上の注意点
血管から移動してきた間質中のグルコース濃度を測定するため、実際の血糖値とわずかばかり誤差が生じたり、5〜10分程度のタイムラグが発生する可能性があります。
X線、CT、MRIの使用時については、一度剥がすことが勧められています。
まれにセンサーを装着した皮膚のかぶれや過敏反応などが見られることがあります。
はがれてしまうことがあります。
個人的印象として、グルコース値が低く測定される印象です。グルコース値が低く表示された場合は、必ず、今まで通りの自己血糖測定で確認してください。
この機械で頻回の血糖測定が可能となります。
血糖測定時の痛みもありません。
食事や運動などにより、血糖の変化が即座にわかるので、行動変容につながります。
頻回の自己血糖測定を避けたい方、栄養管理が不十分な方など、ご興味のある方は、ぜひご相談ください。