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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、学習環境、労働環境が大きく変わった方が多いと思います。
学生の方はオンライン授業で、ビジネスマンの方はテレワークなどで、コンピューターをいつもより長時間操作し、椅子や机、照明など今までとは異なった環境下で作業を行うようになっています。
このため、目の疲れ、肩こり、首の痛みなどを原因として、緊張型頭痛が起きやすい状況にあります。
緊張型頭痛は、後頚部、後頭部を中心に頭が重く(頭重感)・締め付けられる痛み(圧迫感)を感じます。
頭痛が起きると、作業効率は低下し、その他の生活リズムにも悪影響を及ぼします。
この頭痛は、学習・労働環境を改善することにより、予防できる可能性があるので、そのポイントをご紹介します。
【緊張型頭痛を予防するためのポイント】
①椅子、机の高さ
・机の高さは、床から65〜70cm程度(調節できるものが望ましい)
・椅子の高さは、床から37〜43cmの範囲で、座面も調節できるものが望ましい
②正しい姿勢
・画面は水平視線よりやや下に設置、顔からの距離は40cm以上
・上腕は垂直に垂らし、肘の角度を90度以上にして、キーボードに自然に手が届く
・足裏全体が床に接すること
・胸を張り、背筋を伸ばす姿勢で
③適切な明かり
・室内は、明暗が著しくなく、かつ、まぶしさを生じさせないように
・南向きの窓は明るいが、日光の直射でむらが生じやすく、北向きの窓では明るさは劣るが、1日中安定した光が得やすい
④休憩や適度な運動
・一定時間作業した後は休憩し、気分転換を
・休憩時間に、ストレッチや運動を
・後頚部から肩周辺のストレッチや首を軸として上半身を左右に回転させる運動、腕や肩を回す運動などが効果的
以上のポイントを確認して、活動してください。
頭痛症状の改善がない場合、ご不明な点は、当院「浦安やなぎ通り診療所」までご相談ください。
出典、参考
①、②:富士通株式会社 パソコンの利用と健康 > パソコンを使う時の姿勢
③:産業医活動マニュアル(医学書院)
関連ブログ:肩こりがひどくなると、頭が重く、締め付けられる感じがしてきます 〜それは、緊張型頭痛の特徴です〜