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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

「浦安・市川糖尿病医療介護連携オンライン講演会」に参加しました(2022年3月23日開催)

2022年3月23日(水曜日)に浦安・市川糖尿病医療介護連携オンライン講演会に参加しました。

この講演会は、浦安市川地区の糖尿病に関わる方々(医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャーなど)の円滑な連携を促進していくことを目的に開催されております。

前半は、東京ベイ浦安市川医療センター 循環器内科 仲間先生が、『糖尿病患者さんの足のシグナルを見逃さない』〜下肢虚血病変治療 up date〜という内容で、ご講演いただきました。

重症下肢病変の状態にまでなると、30%は切断が必要となり、25%は死亡に至るとのことで、足の状態の観察と早期発見がとても重要であることを認識しました。

下肢血管の狭窄・閉塞部に対するカテーテル治療では、下肢虚血病変の状態を改善させるために、下腿を走行する3本の血管の血流を少しでも回復させることがとても大切であるとのことでした。

 

ディスカッションは、「糖尿病下肢病変の患者さんを早期発見、早期治療に導くために」とういテーマでした。

・早期発見には、日頃からの足の観察が大切
・予防するために早期からのケアが必要
・本人、ご家族をはじめ、患者さんの周囲の方々にも糖尿病下肢病変について認識してもらう
・医師、看護師さんなど、緊密な連絡、相談が必要(総合病院の先生になかなか連絡が取りにくい)
・フットケアのポイント、処置内容、使用薬剤など詳しく記載してほしい
・多職種連携の情報共有のシステム導入などできるといい

などの、意見があがりました。

最後に、仲間先生より、東京ベイ・浦安市川医療センターでは、他科の先生やスタッフの協力のもと、下肢の血管病変の治療に積極的に対応しているので、困ったらすぐにご紹介くださいと、心強いお言葉をいただきました。

 

高齢化社会における日本の医療では、このように多職種で患者さんを診ていくことがとても大切になっており、医師だけでなく、いろいろな方のサポートの上で、医療が成り立っているということを再認識する講演会でした。

重症例では、下肢切断に至ってしまうこともある「糖尿病下肢病変」を早期発見できるよう、診療を行っていきます。