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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

「長い距離を歩くと足が痛くなり、歩けなくなります。少し休むとまた歩けるようになります。」〜この症状は、足の血管の病気かもしれません〜


糖尿病の治療中で喫煙習慣のある70代の女性が、「最近、いつものスーパーまで買い物に行く途中で足が痛くなるんです。でも、少し休むと楽になり、また歩けるようになります。」と訴えられました。

この症状は、『間歇性跛行(かんけつせいはこう)』と言います。

 

『間歇性跛行(かんけつせいはこう)』は、一定の距離を歩くと痛みやしびれが出現し、徐々に歩行ができなくなります。少し休むと歩けるようになりますが、また、歩き続けると同様の症状が出現してくるのが特徴です。

原因として、①血管が原因の場合(血管性)と②背骨の中の神経の圧迫が原因の場合(神経性)の2つがあります。

①の血管性は、「閉塞性動脈硬化症」という病気によるもので、足の血管の動脈硬化により血流が悪くなるために起こります。

片側性で膝下に、痛み、痺れ、冷感などが、歩いた時だけに生じます。
通常、歩行時は安静時よりも10〜20倍の血流量を必要としますが、狭窄や閉塞で血流が悪くなると筋肉に血液と酸素が足りなくなり、痛みや痺れが生じてきます。
休むと血流が回復し、また歩けるようになります。

閉塞性動脈硬化症は、糖尿病、高血圧、喫煙などの動脈硬化の危険因子をお持ちの方に起きやすい病気です。

②の神経性のものは、「腰部脊柱管狭窄症」が原因です。

加齢などにより背骨が変形し、背骨の中の神経を圧迫してしまい症状が出現します。
両側性で、お尻から足全体に症状が出現しやすく、前屈みになると症状が軽減することがあります。
症状が進行すると、筋力低下による歩行障害や、尿の出が悪くなったり、尿漏れをしたりするようになります。

 

この患者さんは、四肢の血管の血圧を測定し、血管の狭窄度を測定するABI(足関節上腕血圧比)検査で、足の血管の狭窄が疑われたため、近医総合病院循環器内科に紹介し、治療をしていただきました。

ABI検査は、当院で行うことができます。

同様な症状でお困りの方は、当院まで、ご相談ください。

 

参考サイト:e-ヘルスネット(厚生労働省)

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