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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
70歳代の女性の方です。
「数日前から、右の後頭部から頭頂部付近に、瞬間的にチクチク、ズキズキという痛みを、数秒から数分感じるようになりました。痛みは断続的で、痛みが集中して続く時間帯と全く痛くない時間帯があります。痛みのある部位の頭皮を触ると、痛みが誘発されることもあります。吐き気があったり寝込んでしまうことはありません。」ということでした。
以上の症状から、後頭神経痛を考えました。
痛みの特徴を整理すると、
①片側の後頭部付近に、瞬間的に起きるチクッ、ズキッという痛み
②痛みは数秒から数十秒持続し、痛みが治まった後は,全く痛まない期間もある
③触る程度の刺激で痛みが誘発される
④吐き気や寝込むということはない
といった症状でした。
首の骨の隙間から出る神経が過敏になって起こる“神経痛”がこの病気の正体です。
通常は数週間程度で自然に消失していきます。痛みが強い場合、鎮痛剤の投与などが行われます。
同様の症状の方、頭痛でお困りの方は、当院「浦安やなぎ通り診療所」までご相談ください。
慢性頭痛の診療ガイドライン2013 日本神経学会・日本頭痛学会
頭痛診療ハンドブック 中外医学社
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