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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所
糖尿病の慢性合併症の一つである「糖尿病性腎症」についてのスライドです。
高血糖の持続により腎障害が起きること、合併症により生活の質(QOL)が低下してしまうこと、透析導入の原因として増加していること、など、
以上から、腎症の発症と予防がとても重要な課題です。
スライドのまとめ:
血管合併症の発症・進行抑制ならびに生命予後改善のためには、早期発見とともに、適切な体重管理を含む生活習慣の修正、ならびに血糖・血圧・脂質の適切な管理が推奨されます。
糖尿病性腎症の発症・進展防止の管理目標値として、
①HbA1c 7.0%未満
②血圧130/80mmHg未満
③LDLコレステロール 120mg/dL未満 *冠動脈疾患の方 100mg/dL未満
④HDLコレステロール 40mg/dL以上
⑤TG中性脂肪(早朝空腹時) 150mg/dL未満
⑥食事療法(適正なタンパク質制限と塩分制限、高血圧があれば1日塩分6g未満)
腎症病期評価の指標として、アルブミン尿(蛋白尿)、GFR(糸球体濾過量)が使用されます。
以上の目標値を達成し、合併症の発症・進展を、防止・改善していきましょう。