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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

脳出血、くも膜下出血

■脳出血

脳の中に出血が起こり、脳の神経細胞が壊れてしまいます。

脳出血の部位により、様々な症状が出現します。出血の原因の大部分は、高血圧性ですが、血管奇形や血管腫、脳腫瘍などが原因で発症することもあります。

血圧が高い時は、しっかり血圧をコントロールします。

血腫量が多い場合、水頭症などの場合に緊急手術の可能性があります。

血腫量が多い場合や出血の部位によっては、重度の後遺障害が残存します。

高血圧性脳出血を防ぐには、血圧をしっかりコントロールすることが大切です。塩分制限や禁煙、適度な運動など生活習慣の改善・適切な管理が大切です。

 

■くも膜下出血

くも膜下出血は、突然、今までに経験のない激しい頭痛として発症します。

その原因の多くは、脳動脈瘤(脳にできた血管の膨らみ:血管のこぶ)の破裂です。

この場合、再出血の予防のために、外科的に頭の骨を外し、こぶの根元をクリップする脳動脈瘤頚部クリッピング術や血管内カテーテル手術でこぶの中にプラチナ製のコイルを挿入し、血液の流入を遮断し血栓化させてしまう動脈瘤コイル塞栓術を行います。

また、再出血予防の手術が終わった後も、脳血管攣縮により、脳血管が細くなってしまい脳血流が低下し、脳梗塞を発症してしまうこともあります。

発症から1ヶ月ぐらいすると、正常圧水頭症として、髄液の循環障害により、認知機能低下、歩行障害、尿失禁などが出現することがあります。

これは、脳室の中に貯留している髄液を皮下を通したチューブから、お腹の中に流してあげることにより改善していきます。

くも膜下出血をきたす危険因子として、多量の飲酒習慣(1週間に150g以上のアルコール摂取)、喫煙習慣、最近の感染症、高血圧、脳動脈瘤保有やくも膜下出血の家族歴などが挙げられています。