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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

脂質異常症 (動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版において)

脂質異常症(高コレステロール血症、高トリグリセリド(中性脂肪)血症、低HDL血症)

脂質異常症の進行により、動脈硬化が進行していきます。

心血管疾患の発症や、それによる死亡、および全死亡に対する主要な危険因子です。

脂質異常症の予防と早期からの積極的な管理により、動脈硬化性疾患の発症、進行を抑制し、心血管疾患の罹患やそれによる死亡を顕著に減らすことができます。

脂質異常症には、遺伝子異常や家族性に発症する原発性と、生活習慣や基礎疾患、薬物が原因で起こる二次性に分類されます。

 

<二次性の原因となる状態や疾患>

生活習慣の乱れ(過食、多量の飲酒、運動不足、喫煙など)
糖尿病
甲状腺機能低下症
クッシング症候群
先端巨大症
褐色細胞腫
肥満
ネフローゼ症候群
慢性腎不全などの腎疾患
閉塞性黄疸・原発性胆汁性胆管炎・原発性肝癌などの肝疾患
副腎皮質ステロイド薬・経口避妊薬使用時 など

 

<対象となる方>

健診で脂質異常症を指摘された方、脂質異常症の管理・治療が必要な方

 

<当院での診療と検査>

栄養指導、運動療法の指導

血液検査、原因となりうる疾患の精査

動脈硬化性疾患の精査(頚動脈エコー、ABI、PWVなど)

薬物治療

 

脂質異常症の管理目標値(リスク管理区分別の目標値)

動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版より

2022年版への改訂により、脂質管理目標値や動脈硬化性疾患発症リスクが変更されました。

脂質異常を指摘されている方は、健康診断や受診の際に再評価を行なってください。

 

参考資料:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版(日本動脈硬化学会)

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