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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

インフルエンザが疑われる症状で受診される方へ


 

Q1. どういう時にインフルエンザを疑いますか?

A1. インフルエンザの流行期(通常12〜3月)に、インフルエンザ様症状(発熱、強い寒気、咳、のどの痛み、鼻水、関節の痛み、頭痛、倦怠感など)があれば、インフルエンザが疑われます。時に下痢や嘔吐もみられます。また周囲にインフルエンザの方がいる場合には、より疑わしくなります。

 

Q2. インフルエンザの確定診断はどのようにつけますか?

A2. 当院で行うインフルエンザ検査は「迅速インフルエンザ抗原検査」といい、鼻から細い綿棒を入れて喉の奥の粘膜をこすり、インフルエンザウイルスがいるかを調べます。結果は、通常15分以内にわかります。残念ながらこの検査ではインフルエンザでも検出されない事があり(偽陰性と言います)、検査が陰性でもインフルエンザを否定する事はできません。特に発熱が始まって24時間以内は偽陰性になることがあります。また、48時間以内の検査に保険適応があります。上記の偽陰性の問題のため、医師の判断で症状や周囲の流行状況から強くインフルエンザを疑う場合、検査が陰性または検査を行わなくても、インフルエンザと診断することがあります(臨床診断といいます)。

 

Q3. インフルエンザの治療はどうしますか?

A3. インフルエンザは、元々健康な成人では通常数日で自然によくなります。安静にして水分を十分にとることに加え、必要に応じて解熱鎮痛薬や咳止めを使います。タミフル、リレンザ、イナビルなどの抗インフルエンザ薬は症状が始まって48時間以内に服用した場合に、1日ほど症状の期間を短くするデータがあります。しかし、副作用が出ることも少なからずあり、元々健康な人の場合には必ずしも使う必要はありません。一方でインフルエンザの合併症を起こしやすい状態の方(65歳以上、喘息/糖尿病/心臓病/肺疾患/脳梗塞後など慢性疾患のある方、妊娠中、免疫抑制状態の方など)の場合には、合併症を防ぐために抗インフルエンザ薬の服用が勧められます。

 

Q4. インフルエンザはいつまで感染性がありますか?

A4. 症状が始まる1日前から感染性があり、症状が始まって5〜7日ほど感染性が続くとされています。特に発熱がある期間が、感染性が強いとされていますが、その後も咳やくしゃみをする際には口元を覆う、あるいはマスクをするなど周囲への配慮が望まれます(インフルエンザ抗原検査が陰性でも、感染性はありますので、同様の対応が必要です)。仕事や学校を休む期間ですが、個々の症状や状況によっても異なりますが、参考までに学校保健安全法では、「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」とされています。

 

Q5. 診断書は書いてもらえますか?

A5. 診断書をご希望の方は、受付にお伝えください。費用は自費になります。仕事に復帰するにあたり、法的には治癒証明の診断書は不要です。また、検査で治癒診断はできません。経過や症状から医師が判断します。また、学校などで指定の書式があれば、そこに記載することも可能です。

 

最後に

インフルエンザの予防にはワクチンが有効です。ワクチンを注射する事により、半分は発病を阻止でき、かかっても軽症ですみます。ワクチンを打ってから免疫ができるのに2週間ほどかかるので、本格的な流行が始まる12月中旬までに打っておくことが勧められます。