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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

11月14日は、「世界糖尿病デー」です

2021年11月8日(月)〜11月14日(日)は、全国糖尿病週間、そして、11月14日は、「世界糖尿病デー」です。

 

今年のテーマは 『アドボカシー ~偏見にNO!~』

 アドボカシーとは、「権利擁護」や「代弁」などという意味を持つ言葉です。
 糖尿病領域においては、患者の権利を守り、不当な偏見をなくすために医療者と患者が共に行政や社会の理解を得るために行う活動のこと。

糖尿病をもつ人は、あなたと同じ社会で活躍できる人です。 一緒に考えてみませんか? 糖尿病のこと。

 

11月14日は、インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日で、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために制定されました。

2021年は、インスリン発見100周年にあたります。

 

2019年において、糖尿病は、世界の人口の約9.3%となる、4億6300万人が罹患し、6秒に1人のペースで糖尿病に関連して、お亡くなりになっています。

2045年には約7億人に増加と予測。そのうち、50.1%は診断されていない状況です。

糖尿病の診断の遅れは 合併症発症リスクを高めます。

世界の糖尿病人口の4分の3(3億5,200万人)は、20-64歳の就労世代が占めています。

 

医療機関や健診で糖尿病と指摘されたことがあるのに未治療の方は、40歳から59歳の働き盛りの方々に多く見られ、その半分が未受診や治療中断となっています。

私の患者さんの中にも、仕事が忙しいという理由で、通院が中断してしまい、重篤な合併症で入院してしまったり、腎機能障害が進行し、不可逆的な変化となってしまった方々がいらっしゃいます。

合併症を進行させないためにも、早期からの十分な血糖コントロールが大切です。

残念ながら糖尿病は、治ることがない病気と言われています。

それは、薬剤などで血糖コントロールが改善していったとしても、基本的に食事療法と栄養療法が必要になるからです。

絶対に自己判断での未受診や治療中断は、やめましょう。

糖尿病治療を中断している方、糖尿病が強く疑われる方は、ぜひ「浦安やなぎ通り診療所」までご相談ください。

 

関連ブログ:働き盛りの方の糖尿病治療の中断について