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内科・脳神経外科・糖尿病内科・腎臓内科の
浦安やなぎ通り診療所

溶連菌感染症についての注意点

A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)による感染症についての注意点

 

症状として、発熱、咽頭痛、頚部リンパ節腫脹などが挙げられます。

抗菌薬の内服にて、ほとんど改善していきます。

以下の項目に留意し、内服治療、経過観察してください。

 

溶連菌感染症の生活における注意点

  • うがい、手洗いを行う
  • 喉に負担がかからないように大声は出さない
  • 辛い食べ物など刺激物は避ける
  • 溶連菌は人から人に感染するが、抗菌薬の内服後24時間以降で感染力は低下する
    (外出は、抗菌薬内服開始後1〜2日以降にしてください)

 

溶連菌感染による合併症について

以下の合併症は抗菌薬で予防できる可能性があります。

  • 扁桃周囲膿瘍、咽後膿瘍(*つばが飲み込めない、息苦しい、5日以上続く咽頭痛、発熱が改善しない場合は再診を)
  • リウマチ熱(*発症数週間後に皮疹や関節痛が続く場合は再診を)
  • 頚部リンパ節炎(*1週間以降も頚部のリンパ節腫脹が続く場合は再診を)

 

以下の合併症は抗菌薬で予防できません。

  • 溶連菌感染後糸球体腎炎(*咽頭炎感染後2〜3週間で、顔手足のむくみ、尿量減少、血尿などが出現することが稀にあります。症状が出れば、尿検査が必要です)
  • 抗菌薬による副作用
    処方した抗菌薬で皮疹などが出現した場合、EBウィルス感染症が原因の可能性もあります

 

合併症や副作用が疑われる場合は、診療時間内に受診してください。
ご不明な点は、当院にご相談ください。